Movable Typeでは、カテゴリーのリストを入力し、各エントリーに1つ以上のカテゴリーを割り当てることができます。 これによって、エントリーが追跡できるので、運用管理に役立ちます。たとえば、特定のカテゴリーに属するエントリーを一覧表示したり、エントリーをカテゴリー別に分類してアーカイブしたりできます。
各エントリーは、1つの主カテゴリーと1つ以上の副カテゴリーに割り当てることができます。 主カテゴリーは、たとえば、 <$MTEntryCategory$> タグを使ってエントリーが属する1つのカテゴリーだけの情報を表示したい場合に使います。 エントリーが属するすべてのカテゴリーを表示する場合は、 <MTEntryCategories> コンテナ・タグを使います。
主カテゴリーと副カテゴリーの違いは、ランキングではなく、使い方にあります。副カテゴリーは主カテゴリーに比べて必ずしも、規模が小さいとか、重要性に欠くというわけではありません。 むしろ違いはその使い方にあります。主カテゴリーは <$MTEntryCategory$> タグを使ったときや、 <$MTEntryLink archive_type="Category"$> を使ってエントリーをアーカイブにリンクしたときに表示されます。
Movable Typeでカテゴリーのリストを管理するには、ログインしてウェブログを選択し、左サイドの「 カテゴリー 」をクリックします。新しいカテゴリーをトップレベルに加えるには、「トップレベル・カテゴリーを作成する」リンクをクリックします。
ある親カテゴリーの下にカテゴリーを作成するには、その親カテゴリーの行にある「作成」リンクをクリックします。すると、テキスト入力ボックスと「サブカテゴリーの作成」ボタンが表示されます。サブカテゴリー名を入力して、ボタンをクリックします。新しいカテゴリーはその親カテゴリーのサブカテゴリー(子カテゴリー)になります。
カテゴリーを別の親カテゴリーの下に移動するには、その親カテゴリーの操作の「移動」をクリックした後、新しい親カテゴリーに対応するラジオ・ボタンを選択します(あるいはそのカテゴリーをトップレベルに移動する場合は、「トップレベル」を選択します)。
以前のバージョンのMovable Typeのデータを読み込んだ場合、それらのカテゴリーはトップレベルとして作成されます。ただし、SubCategoriesプラグインを使って、データを読み込んだ場合は例外です。
「 編集 」リンクをクリックすると、カテゴリーに関するそのほかのメタデータを編集することができます。 各カテゴリーに説明を関連付け、 その説明をアーカイブのページに使うことができます。たとえば、説明を、特定のカテゴリーやそれに属するエントリーについての紹介文として使うことなどが可能です。
さらにこの画面では、カテゴリーの、以下に挙げるトラックバック関連情報を管理することができます。
このフィールドを使うと、トラックバック先のURLのリストを1つのカテゴリーに関連付けられます。あなたのサイトで新しいエントリーをこのカテゴリーに投稿すると、リストにある各URLはこの新しいエントリーの情報とともにpingされます。
トラックバックpingを受けつける機能を1つのカテゴリーに対し有効にすると、システムがこのカテゴリーにトラックバック・アイテムを設定するため、別のサイトがあなたのサイトにpingを送信し、そのカテゴリーに合う新しいエントリーについてあなたに通知できるようになります。 これらのpingはこのときあなたのサイトに表示されるので、特定のトピックについてのリンク集を作成できます。
「オン」チェックボックスをクリックした後、変更事項を保存すると、他のユーザーがあなたのカテゴリーをpingするのに使えるトラックバックURLが、システムから発行されます。
一定のユーザーだけに、あなたのカテゴリーへトラックバックpingを送信できるよう許可する場合は、カテゴリーにパスフレーズを設定します。 すると、ユーザーは、トラックバックが有効のあなたのカテゴリーにpingを送信する際に、そのパスフレーズが必要になります。
これはトラックバック・アイテムを私的なものにしておくよい方法です。たとえ誰かがトラックバックIDを推測できたとしても、パスフレーズを知らなければ、pingを送信できないからです。
この機能はオプションです。 パスフレーズを設定しないと、誰もがパスフレーズを提出することなくあなたにpingできます。
「ウェブログの設定」画面ではカテゴリーのアーカイブを設定できます。ウェブログを選択して、「 ウェブログの設定 」をクリックします。 「 アーカイブの設定 」セクションの「 アーカイブの種類 」の下にある「 カテゴリー 」の隣にあるボックスをチェックします。